fc2ブログ

ナノは庭を走らない。

   愛犬ナノハと私の日常 〜闘病のあれやこれや〜                      
2024年02月 ≪  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 ≫ 2024年04月
TOPナノハのこと ≫ 過ぎたるは・・・とならぬよう。

過ぎたるは・・・とならぬよう。

肺水腫になってから丸2年。

これまでの事や検査のことなど少し記録しておこうと思います。


僧帽弁閉鎖不全症。
ステージB1・・・と言われていたものが、
一昨年夏、急に呼吸が荒くなり、心拡大がないまま肺水腫に。
その後約半年間で急激に、重度の心臓病にまで進行。
心臓は3倍くらいにまで大きくなりました。
心臓が拡大したことで、肺水腫の危険度が下がり、ちょっと複雑な心境・・・。
でも、これで安定(これ以上進行しようがない?)し、
腎臓、膵臓への影響も出ない状態で1年余。


先日の、
このまま年単位の安定が望めるかも・・・。
嬉しいことに間違いはありませんが、
安心できるかというと、そういうこととは少し違います。



かかりつけ病院。
高度医療を望めば、積極的に治療、紹介もしてくださいます。
私の聞いただけでも、何人も心臓手術をして、元気になっています。
ナノハも手術のお話もいただきましたが、
リスクや入院生活、性格などなど、心配があり、選びませんでした。

手術を選択しないとなると、できることは限られています。
投薬とストレスのかからない生活環境。


ストレスの一つに、受診、検査がありますが、
定期的、または頻繁な検査が必要な時期は、もう過ぎていて、
今はほとんどしていません。


血液検査については。

これだけの薬を飲んでいて、
普通は何かしら出るんだけど・・・と言われながら、ずっと良好な数値。
ですがこの先、
検査結果が基準値から外れてきても、治療の変更、減薬はできない。
また、安定を維持できているのは、
検査結果が悪くても、それはそれで全体のバランスが取れているから。
今後、血液検査は、利尿剤を増やすタイミングで。

検査で、知ることも大事だけれど、治療をしすぎるということもある。
知らないことで、穏やかに暮らすのも良いこと。・・・と。


エコー検査については。

心臓は来るところまで来ていて、
変化があっても、エコーでわかるのは誤差程度。
良い結果が出ても、ナノハの場合、それは誤差。
誤差をストレスかけて確認する必要はない。
ただ、
肺水腫にはならないけど、心膜に水が溜まることがあるそうで、
心膜に水が染み出していないかを確認するため、
時々、ストレスにならない程度に、サッと。

先生の印象では、
心膜に水が溜まっていても、症状のない子が多い・・・そうです。


他の病気の検査について簡単に触れれば、
もう一つの心配、壊死性髄膜脳炎。
これは以前からですが、
再度MRI検査で確認・・・は、
調子が良いんだから、
「良いこと」を麻酔のリスク、命をかけて確認することはない。

胆泥症、パテラ、医原性クッシング、目のこと、等々は、
安定していることもあり、優先順位的にも、話題にも登りません。


ということで、
診察は、問診と聴診、体重、体温の確認。
待合室でも診察室でも、心拍数、呼吸数は以前より少なく、
ストレスが減っていると思います。




「何か家でできることはないでしょうか・・・?」

「今のままで。十分してもらっていると思います。」

そう言われるのですが・・・。


何にしても、進行性の病気は現状維持が最高、最良。
そして、
優先順位は低くても、QOLのためには現状維持が必要な諸々の病気。

そのために、今以上でも、以下でもなく、今している事を続ける。
簡単なようで、実は難しい。

現状を維持するために、何かしなくては・・・と思ってしまうから。
で、余計な事をする・・・。


過ぎたるは及ばざるが如し・・・。

私、あるある・・・。

気をつけようと思います。




にほんブログ村 犬ブログ 犬 闘病生活へ
にほんブログ村
スポンサーサイト



Comment

No title
編集
nanohachiさん、こんにちは。
このお話もとても身につまされます。
何かできないか、最善のものはないかと今のご時勢なのでネットでエンドレスに調べてしまい一喜一憂することもあります。
病院に連れていくこともストレスになるのではないか、でも何か分かるなら早いほうが良いのではといつも葛藤しながらです。
どの方向から考えてもこれが最善の策だとめぐり合えることはないのかもしれません。
それに対応できるのはずっと一緒に暮らしてこの仔のことを一番よく知っている家族がその様子をつぶさに観察して出来るだけ丁寧に接することなのかもしれませんね。
ナノハちゃんにはnanohachiさんのお世話がなくてはならない状態、ということは間違いないのでしょうね。
ストレスや不安は良くないものの種になります。分かってはいるけどあれこれ考えてしまうのもまた事実。。私も肝に銘じます。
ナノハちゃんとnanohachiさんがこのままずっとずっと穏やかな日々をお過ごしになりますように、心から願っています。
2018年08月07日(Tue) 17:27
ぽこぽこ様
編集
こんにちは。
何が良いのか、どうしたら良いのか・・・。
私も、迷ってばかり、キリがないです。
義父の担当医も、ご自分がお祖母様を看取られた経験から、
やり過ぎは苦しさを強いることにつながる・・・云々と話していらっしゃいました。
やり過ぎず、必要なことを最大限にやる・・・難しいです。

いつも、応援、お気遣いいただき、ありがとうございます。
2018年08月08日(Wed) 12:47












非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL